「天気の子」や「君の名は。」を筆頭に、新海誠監督の描く絵はとても美しく、人々を惹きつける魅力がありますよね。
新海誠監督の映画「天気の子」が7月19日に公開されました。
多くの方が劇場まで足を運び、観に行かれたことと思います。
その美しい映画が「どのように」「誰の手によって」作られているのか。
そして、「映画では語られない真実」「映画に込められた新海誠監督の想い」「なぜ天気をテーマにしたのか」など、みなさんも気になることが多くあると思います。
そんなみなさんに今回僕が行った「天気の子」展をオススメさせていただきたいと思います。
「天気の子」を観た方であれば老若男女関係なく、楽しめる内容になっているので、家族で行ってみてはどうでしょうか。
6会場での順次開催
「天気の子」展は6会場で約9ヶ月間掛けて行われます。
僕が今回行ったのは長野県の井上アイシティ21で開催されているものです。
東京、福岡、岡山での開催は既に終了してしまいましたが、現在行われている長野県と、4月から6月に掛けては大阪、名古屋の2つの都市でも開催されます。
会場や日程などの詳しい情報は「天気の子」展の公式HPを参考にしてください。
展示内容自体はおそらくどの会場でも同じものだと思います。
絵コンテ、美術資料など多数展示
展示内容は、新海誠監督が考えた「企画書」や「絵コンテ」などの設定資料など、普段見れないような貴重なものが多数展示されています。
また、普通に映画を見ているだけでは分からない制作の裏側のことまで分かってしまいます。
映画では描かれていない裏設定などが細かく書かれているので、映画を観た人であれば、
「あ~、ここってこういう理由でこんな演出だったんだ!」
というような新しい発見などもできるのではないでしょうか。
また、新海誠監督の真骨頂である「美しい都市風景」がどのようにして作られているのか。単純な映画の内容だけでなく、美術的な内容も多く展示されているので、その道に興味のある人であれば勉強としても良いのではないでしょうか。
「天気の子」オリジナル天気予報
この「天気の子」展では会場周辺の天気を教えてくれるデジタルサイネージが「天気の子」仕様になって設置されています。
「天気の子」が天気をお知らせする、これ以上マッチしているコラボは他に無いですね。
「天気の子」スペシャルスーパーカブ展示
これは「天気の子」を観た方の中でも、バイク好きな方は特に興味があるのではないでしょうか。
「天気の子」の本編で夏美が乗っていたバイクがありますよね?
そのバイク、『ホンダ社のスーパーカブ110』がモデルになっているようですが、実際にこのピンクのボディカラーの製品は存在しません。
が、なんと今回特別に制作していただいたようです!
実際にバイクを制作する会社が同じように作っているので、細部まで作り込まれていてカッコいいです!
ヘルメットも劇中で穂高と夏美が着用していたものを再現しています。
この展示は写真を撮ることが可能になっています。
他では見ることのできない会場限定の展示なので、ぜひ見てきましょう!
気象現象の体験ができて勉強にもなる!
「天気の子」という題名通り、『天気』がこの物語の大きなカギとなっています。
雨の止まない日々、草原のように広がっている雲の上、など印象的な場面も多いかと思います。
そのカギとなる天気について、科学的な面から解説しています。
「雲がどのようにしてできるのか」など様々な気象現象を、実験装置などを用いて子供にも分かり易く、視覚的に説明しています。
普段あまり見ることのできない風速計や雨量計なども見ることができるので、大人でも勉強になるものが多くあります。
子供に楽しみながら学習してほしい、という親の方にもお子さんと一緒に出掛ける場所としてオススメできる場所ですね。
まとめ
「天気の子」の細かいところまで紐解いたこの「天気の子」展
単純に作品の中身だけでなく、非常に勉強にもなる内容も多く展示されているので、多くの方が楽しめる内容になっています。
期間限定の展示ですので、この貴重な機会を逃さないようにしましょう!
※現在コロナウイルスが流行しています。ご自身の安全、周りの方への安全を第一に、少しでも体調が悪い場合は気を付けましょう。