コロナウイルスの影響により、多くの大学や高校生ではオンライン授業を取り入れています。
ZoomやGoogle Meetなど、さまざまなアプリを利用してオンライン授業が行われるかと思います。
オンライン授業はほぼ全員が初めてのことで、分からないことも多くあるのではないでしょうか。
でも、できれば失敗して恥ずかしい思いはしたくないですよね。
必要な物が無くて、当日あたふたしたくないですよね。
そこで今回はこれからオンライン授業を受ける学生に向けて、『【授業前に読みたい】オンライン授業で失敗しないための注意点や、必要なもの6つ』をご紹介したいと思います。
オンライン授業には大きく分けて2種類ある
オンライン授業には大きく分けて2種類の授業方式があります。
オンライン授業の種類
・リアルタイム型授業
・オンデマンド型授業
この2つの種類です。
名前を聞いてピンとくる人、こない人さまざまかと思うので、この2種類の授業の特徴や違いを解説していきます。
リアルタイム型授業
このリアルタイム型授業に関しては、名前を聞いてパッとイメージが浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
リアルタイム型授業とは、その名の通りリアルタイムに大学(もしくは高校)などの先生とZoomやGoogle Meetなどの会議用アプリを利用して行う授業です。
同時双方向型などとも言われます。
学校に行って実際の講義を受ける時のように、その授業時間に画面に向かって講義を受ける必要があります。
このリアルタイム型授業の特徴としては、文字通りリアルタイムに講義が行われているので、分からないことなどがあればその場ですぐに質問ができます。
オンデマンド型授業
オンデマンド型授業とは、いわゆるYouTubeなどにアップされている勉強動画のようなものに近い形式です。
先生が授業の解説動画を撮ったり、レジュメなどの解説資料を事前に先生が用意、アップロードし、指定された期間内にそれを見て授業を受けます。
リアルタイム型授業との違いは、都合などにより本来の講義時間に受けられなくても、自分の好きな時間に講義を受けることができる点です。
また、分からない部分は一時停止したり、繰り返し見返すことも可能です。
必要なものは授業形態により異なる
リアルタイム型授業とオンデマンド型授業の授業方法の違いを説明してきましたが、違いはこれだけではありません。
授業が始まる前に用意する必要のあるものにも少し違いがあります。
リアルタイム型授業では必要だがオンデマンド型授業では必要ない。というものがあります。
逆の状況はあまりありません。
そこで、ここからは授業形態別の必要なものを紹介、そしてそれらを準備するうえでの注意点や補足なども解説していきます。
大学生の場合は、講義によってリアルタイム型、オンデマンド型の使い分けが必要となる場合があるので、事前に自分が受ける講義はどちらなのかを確認しておきましょう。
分からない場合はどちらも受けることができる準備をしておくと良いかもしれません。
また、大学により必要なものは若干異なる場合があるので、その場合は大学側の指示に従ってください。
両形態共通で必要なもの
リアルタイム型授業、オンデマンド型授業のどちらの場合でも必要なものは主に以下の3つです。
- インターネット環境
- パソコン(スマートフォン)
- 学校から配布されたアカウントなど
インターネット環境
インターネット環境はオンライン授業に必要不可欠なものといっても過言ではありません。
できればスマホなどのデザリングではなく、月々の使用制限のないWi-Fiなどを契約することが好ましいです。
というのも、オンライン授業では多くのデータ通信を使用するので、データ通信の使い過ぎで通信制限になってしまったら授業は受けられません。
もしどうしてもWi-Fiルーターを用意できない場合は、スマホの月々のデータ容量(ギガ)を50GB程度まで増やしておくことをオススメします。
パソコン(スマートフォン)
オンライン授業を受けるためには、パソコンも必須です。
カッコを付けてスマートフォンとも書いていますが、僕個人の意見としてはあまりスマートフォンで受講することをオススメしていません。
その理由として、画面が小さくて資料が見にくいことが挙げられます。
オンライン授業では、リアルタイム型とオンデマンド型のどちらの場合でも画面に資料やスライドが表示されます。
書いてある文字が細かい資料などの場合はスマホでは画面が小さくて見えません。
オンラインでの講義をストレスなく行うためにも、スマホよりパソコンで受講することが好ましいです。
どうしてもパソコンが用意できない場合は、iPadなど画面の大きいタブレットを使用したほうが良いかもしれません。
学校から配布されたアカウントなど
これは自身の所属する大学や学校にもよってある場合と無い場合がありますが、多くの場合はオンライン授業を受けるために学校から配布されたアカウントが必要になります。
セキュリティなどの問題により、その学校に所属する人のみ講義にアクセスすることができるようにするためです。
そのアカウントでないとログインができなかったり、オンライン授業に関しての情報が届かない、ということがあります。
学校から配布されるアカウントなどがある場合は、必ず用意しておきましょう。
リアルタイム型授業の場合のみに必要なもの
リアルタイム型授業の場合に、用意する必要があるものは基本的に以下の3つです。
- 講義に使用するアプリケーション
- Webカメラ
- マイク
講義に使用するアプリケーション
リアルタイムでの講義には専用のアプリケーションを利用する場合がほとんどです。
講義に使用されるアプリケーションは主に
・Zoom
・Skype
・Google Meet
この3つのどれかを使う場合が多いです。
これ以外のものや、学校独自のアプリケーションなどを利用する場合もあるので、それは各自確認を行いましょう。
ログインやアカウント登録などが必要な場合は、事前にしっかりと準備を行っておくことをオススメします。
Webカメラ
デスクトップパソコンや、内蔵カメラの無いノートパソコンを利用する場合はWebカメラを用意する必要があります。
スマホで受ける場合や、パソコンに元からカメラが付属しているしている場合は別途用意しなくても問題ありません。
ですが、ノートパソコンの付属Webカメラはあまり画質が良くないということもあるので、Webカメラを用意しておいた方が良いかもしれません。
というのも、オンライン授業では生徒たちの顔は一度に把握しやすくても、細かい表情や顔色などは伝わりにくいです。
画質の良いWebカメラを利用することによって表情などが伝わりやすいなどの利点もあるので、より質の良い講義を受けたい場合は参考にしてください。
僕がおすすめするWebカメラはこの2つです。
3,000円程度と比較的安い値段で購入することができ、さらにこの次にお話をするマイクの機能も付いているので、一石二鳥です。

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マイク
講義中に質問されたりしたときに答えるためにマイクも必要です。
カメラは付いていてもマイクは付いていないというノートパソコンも意外とあるので、事前に確認しておきましょう。
マイクが付いていても音質が悪かったり性能が低いものだと、「ザーー」という雑音が入ることもしばしばあります。
相手に上手く伝わらないということもありますし、雑音によって集中力を削がれてしまう可能性などを考えても、マイクの用意はしておいた方が良いでしょう。
僕がおすすめするマイク紹介します。
音質も良く周りの雑音も拾いにくい高性能のマイクで、普段イヤホンを差し込むところに入れるだけで設定も簡単なので、講義用のマイクとしては最適です。
ヘッドフォンとマイクが一体化しているヘッドセットという製品も便利なのでオススメです。

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講義を受けるときの注意点とは?
講義を受けるときにはいくつかの注意しなければいけないことがあります。
注意していても起こってしまうことはあるかもしれませんが、何も知らないまま講義に参加するよりは知っていた方が良いでしょう。
特に注意が必要なのはリアルタイム型授業
特に注意が必要なのはリアルタイムの授業です。
リアルタイムの授業ではミスをしてしまうとそれがそのまま授業で流れてしまうので特にミスが起こりやすく、気を付けなければなりません。
そこでそれを避けるためにも、ここからはリアルタイム授業での注意点について紹介していきます。
リアルタイム型授業での注意点は5つ
僕がリアルタイム授業時に注意しなければいけないと感じたことは
・カメラの切り替え
・ミュートにするのを忘れる
・資料(レジュメ)のダウンロードを忘れる
・部屋が汚い
・親フラ
・そもそも授業に入れない
この6つは特に気を付けなければいけないと思います。
なぜ気を付けなければいけないのか、どうすればミスを防げるのかを解説していきます。
カメラの切り替え
カメラの切り替えは特に事故(放送事故)が起こりやすいです。
カメラをオンにするはずがオフに、というのはあまり問題ありませんが逆はもう大変です。
カメラがオフだから髪型や化粧などを気にしないで寝起きのような格好で講義を受けたり、あまり良しとはされませんがカメラがオフだからちょっとだらけて見よう、という場合です。
そのビデオ通話にいる人全員にその姿を見られてしまいます。
恥ずかしいなんてもんじゃありませんよね。
悪意のある人によって拡散されてしまう可能性もあります。
そのようなことを避けるためにも、事前に使うアプリの設定方法などは一通り把握しておくことをオススメします。
ミュートにするのを忘れる
こちらもカメラ問題同様にオンライン授業あるあるのようなものですね。
マイクのミュートはカメラのオンオフよりも自分で気づきにくいので、特に注意しましょう。
生活音などの余計な音も全員に聞こえてしまうため、他人にも迷惑が掛かってしまうことがあります。
家の誰かが話しかけてきた場合も全部聞こえてしまうので、常にオンにするなどのルールが無い限りは自分が話す時以外はミュートにしておいた方が安全です。
資料(レジュメ)のダウンロードを忘れる
資料(レジュメ)のダウンロード忘れにも注意が必要です。
講義をする先生方は既にみんなが用意できていると思っているので、その前提で講義を進めます。
優しい先生であれば「○○という資料ダウンロードしましたか?」などと逐一言ってくれるかもしれませんが、全員がそうではありません。
オンデマンド型授業の場合は途中でダウンロードしても問題ありませんが、リアルタイム型授業の場合はそうもいきません。
行う講義の内容などの詳細と共に、授業で使用するために事前にダウンロードしておく必要のある資料などの連絡があるはずです。
実際の講義の時よりも更にしっかりと、事前に連絡事項を確認することを心がけましょう。
部屋が汚い
これは直接講義に影響するわけではありませんが、先生も含め他人からの目線が特に気になるところです。
部屋が汚いと、ビデオをオンにして講義を行っている時に不意に映り込んでしまいます。
大人数で講義を行っている場合はあまり気付かれることは無いかもしれませんが、少人数のときもしくは自身が発言している時に気付かれてしまいます。
部屋が汚い、というのは印象としてあまり良くありませんし、実際の講義が始まったときに
「あ、あの人部屋めっちゃ汚かった人だ~」
って噂されたりしたら嫌ですよね?
そのために部屋は最低限綺麗にしておきたいのですが、特に気を付けたいところは背景となる壁です。
足の踏み場がある部屋でも、壁に服などがかかっていたり、写り込む本棚などが整理されていないと、実際より汚く見えがちです。
壁に物があるとオンライン授業のカメラで見ると妙に部屋が汚く見えるんですよね。
なぜかは分かりませんが。
講義を受ける場所で実際にカメラなどを起動して確認しながら、写り込むものがなるべく少なくなるように角度を工夫したり、部屋の掃除を行いましょう。
親フラ
これは実家からオンライン授業を受けている人に限り、ありえる話です。
親というものは、何故かは知りませんがノックもせずに部屋に入ってくる生き物です。
とくに男子。
カメラオン、もしくはマイクがオンになっている時に親が入ってきたときは最悪ですよね。
対策としては、
・事前にどの時間に講義があるかを伝えておく
・部屋のドアなど、見える場所に「講義中」などの張り紙(札)を張り付けておく
・部屋に鍵が付いている場合は鍵をかけておく
などで対策ができそうです。
ここまでやっても入ってきてしまう場合はもう、どうしようもないかもしれません(汗)
そもそも授業に入れない
そもそも授業に入れない。
こんなことがあっては元も子もないですが、これが意外と本当にありえるんです。
大学生で出席を行う授業などであれば単位がもらえなくなったり、そうでなくても単純に講義に置いてかれてしまいます。
対策としては、友達や同じクラスの人とZoomやGoogle Meet、Skypeでの講義の入り方など不安なポイントを事前に試しておくと良いでしょう。
ですが、どうしても講義に入れないなどの事があった場合は焦らずにその講義を担当している先生、もしくは学校にメールなどで連絡してください。
学校側も、オンライン授業というのは初めてで分からないことだらけです。
講義に正しい順序で行ったのに講義に入れなかったなどの場合は救済措置などを与えてくれるはずなので、焦らず冷静でいるようにしましょう。
まとめ
今回はコロナウイルスによる学校でのオンライン授業について、「必要なもの」「注意点」をまとめてました。
初めての試みで、皆さん戸惑っていることも多かったのではないでしょうか。
そういった戸惑いや悩みが少しでも解決してくれると嬉しいです。
もし今回まとめたことの他に、オンライン授業や大学、学校などについて分からないこと、不安なことがあればコメント欄や僕のTwitter「タダのブログの中の人@tadanoblog_s」に気軽にメッセージを送ってください。
分かる範囲、一般的な場合であれば答えられる範囲でお答えします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。